毎日ニュースが絶えないソフトバンクグループですが、2020年9月3週目(9/12-9/19)のニュースをまとめてみました。
15(火):自社株買いの途中経過
:SBVF出資のオープンドアが特別目的会社を通じ上場へ
16(水):アスクル好決算
17(木):ソフトバンクGがソフトバンクKKの株売却で1.2兆円資金調達
18(金):ソフトバンクG傘下のブライトスター売却
一つのグループでこんなにニュースが多いと情報を追いかけるだけで大変です。
NVIDIAはソフトバンクグループから傘下のArmを総額400億ドル(4.2兆円)で買収すると発表しました。2016年にソフトバンクが買収した時は240億ポンド(3.3兆円)でした。
この取引でソフトバンクグループは現金100億円とNVIDIA株を215億ドルを受け取り、NVIDIAの保有比率は6.7%~8.1%になります。
ソフトバンクグループは傘下のArm売却合意後に、株式非公開化の協議を再開する方針です。以前も検討したことはありましたが、当時の経営陣の反対により実現しませんでした。
たびたび企業価値に対して株価が割安と評価され、外部からも批判を受けやすいので非上場企業になったほうが投資会社としてメリットが大きいと考えているようです。
8月4日から31日の自社株買いがゼロだったと発表しました。理由はインサイダー規制のためとしており、だたマーケットでは未購入が好感され今後の購入期待から株価を上げました。
今後の購入予定
●5000億円(2020年6月26日-2021年3月31日)
●1兆円(2020年7月31日-2021年7月31日)
不動産プラットフォームのオープンドアが特別買収目的会社との合併を通じて上場することになりました。合併後の価値は48億ドル相当。2018年にソフトバンク・ビジョン・ファンドから4億ドル出資をしています。
ソフトバンクグループ傘下のソフトバンク傘下のZホールディングス傘下のアスクルが2020年5月~8月の決算を発表しました。
●売上高が前年同期比2.3%増の1001億円
●営業利益が同2倍の29.9億円、最終利益が同65%増の15億円の増収増益
●LOHACOを23年5月期に黒字化予定
コロナ禍の業績の落ち込みから想定を上回るペースで回復しており、私自身もLOHACOを利用させていただいています。
通信子会社のソフトバンクの株式売却規模が1兆2380億円で確定しました。売却後の持ち株比率は40.4%に低下するが、引き続き連結対象となります。
日本では菅内閣により携帯電話料金の引き下げの圧力が強く、結果的にベストなタイミングでの資金調達となったのでないでしょうか。
Uberは保有する中国の配車サービスの滴滴出行の保有株63億ドルの一部売却についてソフトバンクGと協議をしているとのことです。
ソフトバンクグループ傘下のブライトスターを米国投資ファンドのブライトスター・キャピタル・パートナーズへ売却となりました。ブライトスターは携帯端末の物流・在庫管理・販売を手掛けています。
2014年に約17億ドルで買収し、今回の売却額は非公表ですが、今年度中に売却を見込み、対価として現金に加えて投資ファンドが設立の新会社の株式25%を受け取ります。
2018年にも売却話が浮上しており、その際の企業価値は10億ドル強といわれていました。
ブライトスター創業者のマルセロ・クラウレは現在ソフトバンクグループの副社長を務めています。