自民党総裁でほぼ勝利が確実視されている菅義偉・官房長官ですが、今後新たな内閣を組閣するときにどのようなメンバーが選出されるのか注目されています。
個人的には民間人が登用されれば面白いと考えています。
民間人の登用について、そもそも日本国憲法では、「国務大臣の過半数は国会議員の中から選ばなければならない」とされており、逆に言えば、半数を超えなければ民間人の登用は認められています。
過去の民間人で登用されたのは直近5人はこちらの方々です。
太田弘子【経済財政担当大臣】:政策研究大学院大学教授
もっとも最近の森本氏でも民主党の野田政権のときのため、8年近く民間人が登用されていないことになります。
週刊ポストは民間人枠として総務大臣に元・大阪市長の橋下徹氏の予想があげられていますが、総務大臣に県知事経験者がいることからあり得ない話ではないと思います。
1997年に設立2年目のヤフーに転職し、2012年にはCEOに就任し、ソフトバンク取締役を経て2018年にヤフーの会長に就任しています。
当時は爆速経営を掲げ、PCからスマホファーストへ切り替えを実施した中心人物。
2019年に会長を退任し、同年7月小池東京都知事からスカウトを受け、東京都参与に就任しています。
最近では新型コロナウィルス感染症対策サイトを立ち上げ、高評価を受けていました。
国会議員よりもこのような経験がある方のほうがIT担当大臣としてふさわしいしいと考えます。
台湾ではデジタル担当政務委員(日本の大臣に相当)にオードリー・タン氏が就任しています。この方は19歳でシリコンバレーで起業し、アップルやBenQで顧問を務めた実績もあります。コロナウィルス発生時に台湾のマスク在庫量を一目で把握できるマップを作成し注目を集めました。
アーリーリタイアを目指す私にとって政治が安定することは不可欠です。
日本ではIT担当大臣がハンコ議連会長であったりと、まだまだ時代遅れ感は否めないので、アクセルを踏む意味でも大臣の民間登用は面白いアイデアだと考えています。
ただ菅官房長官と小池都知事の仲が悪いとの話があるので、実現しそうにないアイデアでしょうか。