早生まれは学生生活で不利を言われています。特に幼少期は月の違いによる成長の差は大きく最年少の3月生まれは何事にも遅れがちになる傾向が高いそうです。
●高校の偏差値差が4.5も4月生まれのほうが高い
●大学進学率が4月生まれのほうが高い
●30歳から34歳での所得は早生まれのほうが4%低い
早生まれは幼少期だけの差と思っていましたが、大人になってもその差が残ってしまうようです。
早生まれ(1月~3月)と、遅生まれ(4月~12月)の各年の1日当たりの平均出生率が各年約2~3%早生まれのほうが低い結果となっています。
早生まれ(1~3月) | 遅生まれ(4~12月) | |
2017年 | 2,646人 | 2,691人 |
2018年 | 2,566人 | 2,617人 |
2019年 | 2,395人 | 2,475人 |
約1割近くの方が早生まれを避けたかったとのアンケート結果がありました。
●自分自身が早生まれで小学生のときに身長や能力の差を感じたので避けたかった
●上の子が1月生まれで、周りと比べて成長が遅いと感じたから
ただアンケート結果では早生まれを避けるより、夏に出産を希望する傾向があるそうです。
●実家のサポートが受けやすい時期だった
●長期連休があるため、出産に立ち会えると思ったから
●上の子の幼稚園が夏休みの間だけ里帰りしたかったので、7月に出産を希望した
海外でも同様に早生まれ、遅生まれの差は問題視されており、早生まれの子の入学を1年遅らせる制度があります。アメリカではこれは「アカデミック・レッドシャーディング」と呼び、約10%程度の保護者がこの制度を利用し、幼稚園や小学校の入学年齢を遅らせる選択をしているようです。
早生まれと遅生まれで大人になっても収入差があるのは驚きですが、それまでの環境差を考えると一理あるかとおもいます。結婚すらしていないので考えても仕方ないですが。