GPIFの2020年4-6月期の運用成績が発表されました。
日本株式・日本債券・外国株式・外国債券の4資産に分散した超長期投資家の実力が発揮された形となりました。
2020年4-6月期の運用状況
2020年Q1 | 市場運用開始以降 | |
収益率 | +8.30% | +2.97% |
収益額 | +12兆4868億円 | +70兆0245億円 |
うち利子・配当収入 | 1兆0160億円 | 38兆1572億円 |
●四半期として2016年10~12月期の10兆4971億円を超える過去最高の運用益
●四半期ベースで2四半期ぶりの黒字
●戻り相場をしっかりとれているのは下がった局面でもリスクを落さなかったから
運用開始以降のインカムゲインの推移
●複利効果を狙う
●GPIFの収益のインカムゲインはキャッシュとして保有せず、自動的に再投資
●累積でのインカムゲインは37兆1412億円、2019年は3兆2406億円
2020年6月末のポートフォリオ
外国株式組み入れ上位銘柄 2020年3月末時点
銘柄名 | 時価総額 | |
1 | MICROSOFT CORP | 1兆1576億円 |
2 | APPLE INC | 1兆0791億円 |
3 | AMAZON.COM INC | 8263億円 |
4 | FACEBOOK INC-CLASS A | 3873億円 |
5 | ALPHABET INC-CL C | 3697億円 |
6 | ALPHABET INC-CL A | 3538億円 |
7 | ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR | 3374億円 |
8 | JOHNSON & JOHNSON | 3230億円 |
9 | VISA INC-CLASS A SHARES | 3068億円 |
10 | NESTLE SA-REG | 2954億円 |
●上位はハイテク株GAFAMが占めています
国内株式組み入れ上位銘柄 2020年3月末時点
銘柄名 | 時価総額 | |
1 | トヨタ自動車 | 1兆3645億円 |
2 | ソニー | 6854億円 |
3 | 日本電信電話 | 6505億円 |
4 | キーエンス | 5247億円 |
5 | KDDI | 4967億円 |
6 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 4919億円 |
7 | NTTドコモ | 4713億円 |
8 | ソフトバンクグループ | 4676億円 |
9 | 武田薬品工業 | 4649億円 |
10 | 任天堂 | 3988億円 |
おわりに
GPIFは100年を見据えた超長期投資家で運用報告書にはしっかり「複利」の大事さも記載されているのでとても参考になります。
今Q1はコロナショックからの急回復のため、不用意にリスク資産を落とすことなくホールドすることの大切さを実感できるものでした。
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